理事長あいさつ

日本脳血管・認知症学会 (Vas-Cog Japan) 発足のご挨拶

日本脳血管・認知症学会理事長 阿部康二
日本脳血管・認知症学会
理事長 森下 竜一

 この度、阿部康二先生から日本脳血管・認知症学会理事長を引き継ぎました大阪大学の森下です。初代理事長長田先生、第二代理事長阿部先生の御尽力で発展した本学会を引き継ぐには大変微力ですが、会員皆様のご協力を得て、更に発展させていきたいと思っております。是非、会員諸氏におかれましては、暖かい御支援を頂ければと思っております。さて、研究会の時代から数えて8年目となる「日本脳血管・認知症学会 (Vas-Cog Japan)」は、お陰様でかなり発展してまいりました。既に日本学術会議に登録される学会組織としての要件は会員数も会費運営も機関誌発行もクリアしており、現在申請へ向けて浦上克哉学会化促進委員長にご尽力を頂いています。また2016年から発行を開始した日英2か国語でのnewsletterは阿部前理事長の積極的な活動で各国の関連学会に配布されており、大変好評です。幸いに、東海林幹夫学会誌編集委員長のご尽力によって、Vas-Cog JournalとしてVas-Cog Asiaとのjoint誌に発展して来ています。また、会員数も羽生春夫会員増加・広報委員長のご尽力により、順調に増加し、2018年3月現在で理事29名、評議員57名を含む154名の医師会員となりました。今後とも会員増加が見込まれています。また、財務体質も極めて順調に推移しています。これら全てはひとえに本学会を支えて頂いている会員、評議員、理事の先生方のご尽力に依るものと心より感謝申し上げます。引き続き新しく財務委員長に御就任いただいた池田佳生先生のもとで、財務強化に努めていきたいと思います。また、利益相反に関しましても、新たにCOI委員会を立ち上げ、鈴木正彦委員長のもとで規定を整備してまいります。

 さて2017年で第8回となりました日本脳血管・認知症学会 (Vas-Cog Japan)総会は、 8月5日に虎ノ門ヒルズで内山真一郎理事と小室一成理事を両会長として開催され、盛大裡に終了しました。両会長先生の企画による大変魅力的なプログラムと素晴らしい会場で、多くの参加者の方が満足されたことと思います。第9回は2018年8月4日~5日に浦上克哉理事と松原悦朗理事を両会長として別府国際コンベンションセンターにて開催される予定ですので、多くの皆様方のご出席を期待しております。また本学会と連携しているVas-Cog Asia学会の方も年々活性化してきており、2017年は10月26日に南京市で第6回大会が盛会裡に終了し、日本からはVas-Cog Asia理事でもいらっしゃる阿部康二先生、内山真一郎先生がご講演・ご司会をされ盛り上げて頂きました。2018年は9月6日にジャカルタで第7回大会が開催される予定となっています。2018年11月24日~27日には、香港でVas-Cog Worldも開催される予定です。

 本学会は急増しているアルツハイマー病(AD)や血管性認知症は勿論のこと、レビー小体型認知症やパーキンソン病関連認知症、前頭側頭型認知症などの主たる認知症に関して「超高齢化社会にあって注目されている血管と認知症の関係」について、従来分類のような単なる血管性認知症という観点を超えた新しい幅広い視点から臨床的・基礎的研究を進めることを目的として設立されています。政府も、人生100年時代を掲げ、健康医療戦略でも2020年までの健康寿命の1歳延伸など、認知症予防・治療は最重課題になってきています。また、2025年に日本万国博覧会を大阪で開催するべく、世界万国博覧会事務局に日本政府として立候補としております。本学会ではこのような新しい学術的社会的要請に応えて、今後とも血管の機能的・器質的障害と認知症発症との深い関連について研究解明し、新しい診断法や新しい治療法の開発に発展させていくことで、日本を始めとした人類全体の健やかな高齢化社会の維持発展に資することを目指して行きます。長田・阿部理事長の下で順調に発展してきた本会ですが、更に皆様方の積極的なご参加により、循環器内科、神経内科、脳外科など多彩な学際的領域をカバーするユニークな学会でありますので、多くの皆様の御参加をお待ちしています。

2018年4月1日

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