第41回日本肥満学会(The 41st Annual Meeting of Japan Society for the Study of Obesity) 第38回日本肥満症治療学会学術集会(The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Treatment of Obesity)

ご挨拶


第41回日本肥満学会
会長 戸邉 一之
(富山大学学術研究部医学系 第一内科)

第38回日本肥満症治療学会学術集会
会長 木村 穣
(関西医科大学医学部 健康科学科)

3月20日(土)~21日(日)富山国際会議場に開催予定としておりました第41回日本肥満学会・第38回日本肥満症治療学会ですが、首都圏への緊急事態宣言が発出されるなど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響を踏まえ、主催校にて、再度慎重に検討いたしました結果、完全WEB開催へと変更することとなりました。

会期
(Live配信)2021年3月20日(土)~21日(日)
(オンデマンド(web閲覧)一般演題)2021年3月20日(土)~4月20日(火)
(オンデマンド(web閲覧)指定演題)2021年3月25日(木)~4月20日(火)

合同学会のメインテーマは、「シナジー肥満症学」とし、第41回日本肥満学会のテーマを「肥満症研究で健康長寿への道を探る」、第38回日本肥満症治療学会学術集会のテーマを「多職種で取り組むシームレス肥満症治療」とさせて頂きました。肥満症は、肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする病態を指し、2001年に我が国で提唱された疾患概念です。戦後、我が国において糖尿病や脂質異常症、心血管病が増加した背景には、肥満が密接に関わると考えられます。特に、欧米人に比べて低いBMIから健康障害を合併しやすい日本人では、内臓脂肪蓄積の重要性が指摘され、数多くの基礎的・臨床的研究成果が国内から発信されてきました。さらに、難治性病態であるBMI35 kg/m2以上の高度肥満症に対しては、外科的治療の進歩も目覚ましいことから、内科・外科・精神科をはじめとする診療科横断的な連携と研究の推進が求められています。

これまで、主として肥満の病態解明と内科的治療を中心に研究が行われてきた日本肥満学会と高度肥満症に力点を置き外科的治療の研究と普及に貢献してきた日本肥満症治療学会が、昨年初めて合同の学術集会を開催することとなりました。両学会の特徴を十二分に反映させつつ、互いに密接な交流を図り、この学問体系のさらなる深化と新たな価値の創出に貢献したいと考えています。また、肥満症の予防には小児期からの対応も欠かすことができず、併せて、長寿社会の我が国ではサルコペニア肥満に代表される高齢者特有の問題も横たわります。肥満と肥満症を取り巻くさまざまな課題を解決するために、臨床医・基礎研究者・保健師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・健康運動指導士等が専門性を超えて語り合う場としたく思います。さらには、我が国における研究と診療の質向上を期して、国内はもとより、欧米やアジア諸国で活躍する研究者を招聘し、新たな知見に触れるとともに交流を図りたく考えています。

2019年12月吉日

第41回日本肥満学会 会長 戸邉 一之
(富山大学 第一内科 教授)

第38回日本肥満症治療学会学術集会 会長 木村 穣
(関西医科大学 健康科学科 教授)

大会事務局

第41回日本肥満学会
事務局長:藤坂 志帆
(富山大学学術研究部医学系 第一内科)
第38回
日本肥満症治療学会学術集会
事務局長:黒瀬 聖司
(関西医科大学医学部 健康科学科)

運営事務局

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